恋の感覚、再び[3]

【連載】44歳、恋を学び直す-全話リスト

師匠、言われたとおり美容室行ってみましたよ。
服もちょっと新しくして、なんか少しだけ自信が出てきた気がします。

弟子
弟子
先生
先生

ほう、見違えたな。
その「少しの自信」が、やがて「魅力」になるんじゃ。
さあ、いよいよ恋愛の勘を取り戻すステップに入るぞ。

でも正直、まだ「人を好きになる」とか、全然ピンとこないんですよ。
出会っても、どう接していいか分からないというか……。

弟子
弟子
先生
先生

それも自然なことじゃ。
何年も使っていなかった感覚をいきなり全開にする必要はない。
まずは“人としての会話”を楽しむところから始めるのじゃ。

なるほど……じゃあ、まずは恋愛ってより「人と話すこと」に慣れる?

弟子
弟子
先生
先生

その通り。ここで使えるのが、マッチングアプリじゃ。
最初は恋愛というより、「世間話ができる相手を探す」くらいの感覚でいい。

でも、アプリって若い人が多いイメージです。
40代でも大丈夫なんですかね……。

弟子
弟子
先生
先生

心配無用。今は40代・50代がメインのアプリもある。
おすすめはマリッシュやペアーズ。結婚願望がある人も多いぞ。
アプリではまず、「プロフィール文」が勝負じゃ。
良ければ、師匠が添削してやる。

それ……お願いしていいですか?
正直、自分のことをどう書けばいいか分からないです。

弟子
弟子
先生
先生

よかろう。書くときのコツは三つ:

  • 「正直だけど前向き」に書く
     → 例:「これまで恋愛経験は多くありませんが、今から一緒に歩める人と出会えたらと思っています」
  • 「趣味・人柄」を具体的に伝える
     → 「映画が好き」「穏やかで、話をよく聞く方だと言われます」など
  • 「一緒に過ごす未来」を描かせる
     → 「週末に一緒にコーヒーを飲みながらのんびりできるような関係が理想です」

……なんか、自分でも書けそうな気がしてきました。
でも、メッセージのやり取りも不安です。

弟子
弟子
先生
先生

初めはぎこちなくて当たり前じゃ。
大事なのは「楽しもう」という気持ちと、相手に興味を持つこと。
質問を返すだけでも十分じゃ。

たとえば、どんなふうに返せばいいですか?

弟子
弟子
先生
先生

たとえば、相手が「映画が好き」と言っていたら――

「映画がお好きなんですね!最近観た中で印象に残ってる作品ってありますか?」

先生
先生

こうやって「話の続きを聞く姿勢」を見せるのじゃ。
焦って盛り上げようとしなくてもよい。丁寧に続けることが何より大切じゃ。

……少しずつ、できそうな気がしてきました。
「うまくやらなきゃ」って思ってばかりだったかも。

弟子
弟子
先生
先生

うむ、よき気づきじゃ。恋愛は勝負じゃなく、対話と共感の積み重ね。
まずは一人でいい。気楽に会話できる相手と繋がってみるんじゃ。

よし、まずはプロフィール作ってみます!
添削、よろしくお願いします!

弟子
弟子
先生
先生

任せておけ。
弟子よ、君の恋は今、確かに動き出しておるぞ。

このように、恋愛感覚を思い出すために「人との自然な会話」「マッチングアプリでの練習」「プロフィール作成」「丁寧なやりとりの姿勢」がポイントとなります。

以下に、プロフィール文章の草案を作成しましたので、一覧としてご参照ください。

はじめまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。

44歳で会社員をしています。これまで恋愛経験は多くありませんが、だからこそ一人ひとりとのご縁を大切にしたいと思っています。

20代の頃に一度だけお付き合いしたことがありますが、それ以来長く恋愛から遠ざかっていました。でも最近、「人生を一緒に歩んでいける人がいたらいいな」と思うようになり、思い切って登録しました。

性格は穏やかで、話をよく聞く方だと友人から言われます。人の話にしっかり耳を傾けること、相手を尊重することを大切にしています。

休日は読書や映画を観たり、近所を散歩したりして過ごすことが多いです。最近は自分磨きもかねて、少しずつ運動も始めました。

これから少しずつ、恋愛の感覚を思い出しながら、自然な形で仲を深めていけたら嬉しいです。

まずはお互いを知ることから、気軽にお話しできたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

より“あなたらしい”文にするために、下記の項目について考えてみてください。

  1. あなたのお仕事は何でしょうか(職種や働き方など)
  2. 趣味や好きなこと(映画、旅行、散歩、読書など)
  3. ご自身の性格を一言で言うと?
  4. 将来の理想像(どんな人と、どんな日々を送りたいか)
  5. 休日の過ごし方は?
  6. 結婚へのお気持ち(いつまでに…など)

すべて反映しなくても、部分的に織り交ぜるだけで、プロフィール文がグッと伝わるものになります。
ぜひ参考にしてください。

次のお話「会わなきゃ、始まらぬ」を読む。

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