11月8日(日)20時10分からWOWOWシネマで初放送される「そして、屋根裏のラジャーは生まれた。~スタジオポノック、その喪失と創造~」は、アニメーション映画「屋根裏のラジャー」が完成するまでの制作現場を追ったドキュメンタリーです。
完成した映画だけを紹介する番組ではありません。アニメーター220人、作画10万3千枚以上という大規模な制作の裏側と、制作が難航するなかでスタジオそのものが存続の危機に立たされた時間まで映し出すことが、大きな見どころです。
11月8日の放送日時と番組情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月8日(日)20:10〜21:00 |
| 放送局 | WOWOWシネマ |
| 番組 | そして、屋根裏のラジャーは生まれた。~スタジオポノック、その喪失と創造~ |
| ナレーション | 寺尾聰 |
| ディレクター | 宮瀬佐知子、薮下雷太 |
| プロデューサー | 宮瀬佐知子 |
| 制作プロデューサー | 鈴木聡 |
WOWOW公式では、この番組を「屋根裏のラジャー」の完成までの激動の日々に密着したメイキングドキュメンタリーとして紹介しています。映画で声の出演もした寺尾聰がナレーションを担当するため、本編とのつながりを感じながら見られる構成です。
放送時間は50分です。その直後の21時からは映画「屋根裏のラジャー」本編が放送されるため、制作現場を知ってから完成作品を見る流れが組まれています。
ドキュメンタリーが追うのは「喪失」と「創造」
番組タイトルにある「喪失と創造」は、単なる美しい言葉ではありません。WOWOW公式によると、スタジオポノックは映画制作の途中で、一時は制作継続が困難になるほどさまざまな問題に直面しました。
それでも制作陣は、子どもにも大人にも届く手描きアニメーション映画を目指して作業を続けます。番組では、作品を完成させるために何が失われ、そこから何を作り直したのかというスタジオの軌跡が中心になります。
完成作品だけを見ると、一本の映画が最初から予定どおり形になったように感じることがあります。しかし、このドキュメンタリーでは完成までの迷いや停滞も含めて扱われるため、「作品が生まれる」という言葉の重さが具体的に伝わってきます。
220人のアニメーターと10万3千枚以上の作画
WOWOW公式で特に印象的なのが、制作規模を示す数字です。「屋根裏のラジャー」にはアニメーター総数220人が参加し、作画枚数は10万3千枚以上に及んだとされています。
手描きの表現を大切にしながら、デジタル技術も使って映像に深みを与えることに挑戦した点も紹介されています。手描きかデジタルかを単純に分けるのではなく、それぞれを組み合わせながら作品世界を作ったことがわかります。
映画本編の映像を見たとき、キャラクターの動きや光、奥行きのある背景は一瞬で通り過ぎます。制作過程を知ると、その一瞬のために積み上げられた線や色、技術の量を想像しやすくなるのが、このドキュメンタリーを見る面白さです。
「屋根裏のラジャー」はどんな映画?
スタジオポノック公式によると、「屋根裏のラジャー」はA.F.ハロルドの小説「The Imaginary」を原作に、百瀬義行監督、西村義明プロデューサーで制作された長編アニメーションです。日本では2023年12月15日に公開されました。
物語の中心にいるラジャーは、少女アマンダの想像から生まれた、誰にも見えない少年です。人間に忘れられると消えてしまう「イマジナリ」と呼ばれる存在を通して、想像すること、失うこと、大切な人とのつながりが描かれます。
声の出演は、ラジャー役の寺田心、アマンダ役の鈴木梨央のほか、安藤サクラ、仲里依紗、杉咲花、山田孝之、高畑淳子、寺尾聰、イッセー尾形らです。今回のドキュメンタリーでナレーションを務める寺尾聰は、本編ではレイゾウコの声を担当しています。
スタジオポノックにとって長編2作目の挑戦
WOWOW公式では、「屋根裏のラジャー」を「メアリと魔女の花」以来となるスタジオポノックの長編2作目と紹介しています。百瀬義行監督と西村義明プロデューサーが組み、世界中の子どもたちに届けることを目指して制作が進められました。
スタジオポノック公式の作品情報では、「メアリと魔女の花」に続き、「屋根裏のラジャー」を長編作品として掲載しています。ひとつのスタジオが次の長編へ進む過程には、新しい作品を作る喜びだけでなく、前作を超える必要や制作体制を維持する難しさもあります。
今回の番組は、その挑戦を成功談だけでまとめず、制作が止まりかねなかった時期まで扱う点が特徴です。作品を送り出した側がどのように困難を受け止め、再び制作へ向かったのかを見ることで、映画本編とは別のドラマが立ち上がります。
紹介されたお店の情報
この番組はアニメーション制作の舞台裏を追うドキュメンタリーで、飲食店やデートスポットを紹介する番組ではありません。WOWOW公式の番組情報にも、特定の飲食店名や店舗情報は掲載されていません。
そのため、店名や所在地を推測して案内することはしません。今回の記事では、番組で確実に確認できるスタジオポノックの制作現場、映画制作の工程、スタッフの挑戦を中心に紹介しています。
映画やアニメーションの制作会社そのものに興味を持った場合も、一般の見学施設として案内されているわけではありません。実際に訪問できる場所として扱わず、作品とドキュメンタリーを通して制作の背景を楽しむのが適切です。
デート向きポイント
今回の番組は、旅先やレストランを提案する内容ではないため、無理に外出デートへ結びつける必要はありません。ただ、映画が好きな相手と一緒に見る番組としては、鑑賞後に話を広げやすい内容です。
「10万枚を超える作画をどう感じたか」「完成した映像のどこに手描きらしさを感じるか」「作品を作り続けるための苦労をどう受け止めたか」といった話題なら、作品の感想を自然に交換できます。直後の21時から映画本編も続けて見ると、制作過程で知ったポイントを実際の映像で確かめられます。
初デートで50分の制作ドキュメンタリーを見るよりは、映画やアニメーションの好みがある程度わかっている2回目以降のデートや、自宅で落ち着いて作品を楽しむ時間に向いています。相手が制作工程に興味を持たない場合は無理に解説を挟まず、それぞれの印象を話すくらいがちょうどよさそうです。
11月8日はスタジオポノック特集として連続放送
WOWOW公式の特集ページでは、11月8日にスタジオポノック作品が連続して編成されています。17時15分から「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」、18時15分から「メアリと魔女の花」、20時10分から今回のドキュメンタリー、21時から「屋根裏のラジャー」という流れです。
この並びを見ると、スタジオポノックの作品の歩みをたどってから、制作の舞台裏を知り、最後に最新長編を見る構成になっています。今回のドキュメンタリーだけでも内容は理解できますが、前後の作品と合わせると、スタジオがどのような表現を積み重ねてきたかを比べやすくなります。
さらにWOWOW公式では、このドキュメンタリーの次回放送として11月19日16時30分も案内しています。11月8日に見られない場合は、再放送予定を確認しておくと安心です。11月8日はドキュメンタリー終了から映画本編まで間を空けずに続くため、制作の背景を覚えているうちに完成した映像へ移れる編成になっています。
寺尾聰のナレーションにも注目
ナレーションを担当する寺尾聰は、映画本編でレイゾウコ役として声の出演もしています。制作現場を説明するだけの外部ナレーターではなく、完成作品の一部を担った出演者がドキュメンタリーの語り手になる点が特徴です。
ドキュメンタリーでは、制作スタッフの苦悩や判断を必要以上に劇的に見せるのではなく、実際に積み重なった工程を追うことが大切になります。落ち着いた語りで知られる寺尾聰の声が、制作現場の時間と完成作品の世界をつなぐ役割を果たすところにも注目したいです。
参考にした情報
- WOWOW公式「そして、屋根裏のラジャーは生まれた。~スタジオポノック、その喪失と創造~」
- WOWOW公式「『屋根裏のラジャー』放送記念!スタジオポノック特集」
- スタジオポノック公式「作品情報」
- WOWOW公式「屋根裏のラジャー」
- Netflix Media Center「The Imaginary」
よくある質問
「そして、屋根裏のラジャーは生まれた。」は何時から放送されますか?
2026年11月8日(日)20時10分から21時まで、WOWOWシネマで初放送されます。
どんな内容のドキュメンタリーですか?
映画「屋根裏のラジャー」の制作現場に密着し、220人のアニメーター、10万3千枚以上の作画、デジタル技術への挑戦、制作難航とスタジオ存続危機を乗り越える過程を追う番組です。
映画「屋根裏のラジャー」本編も同じ日に見られますか?
はい。ドキュメンタリー終了直後の11月8日21時から、WOWOWシネマで映画「屋根裏のラジャー」が放送されます。
ドキュメンタリーの再放送はありますか?
WOWOW公式では、11月19日(木)16時30分から次回放送が予定されています。
まとめ
11月8日20時10分からの「そして、屋根裏のラジャーは生まれた。~スタジオポノック、その喪失と創造~」は、映画の宣伝映像だけでは見えない制作の時間そのものを追うドキュメンタリーです。
220人のアニメーターと10万3千枚以上の作画、手描きとデジタル技術の組み合わせ、そしてスタジオ存続の危機まで含めて知ることで、21時から放送される「屋根裏のラジャー」の見え方も変わりそうです。作品が完成するまでの人の手と判断に注目したい方にとって、映画本編と続けてじっくり見たい50分です。


