2026年11月5日(木)放送のNHK BS「グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1)」は、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが、日本海から太平洋へと続く420kmの古道を自分の足でたどるシリーズの第1回です。
今回の旅は、新潟県糸魚川市の海岸からスタートし、長野県小谷村へ向かいます。かつて塩や海産物を運んだ山道を歩きながら、道に残る歴史や山あいの風景に出会う旅です。
初回では、糸魚川の町から山間へと進む道の様子に加え、峠越えの厳しさや、2日目に田中さんを襲う思いがけないアクシデントも紹介されます。
11月5日「グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1)」の放送日時
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1) |
| 放送日時 | 2026年11月5日(木)19:30〜20:00 |
| 放送局 | NHK BS |
| 出演 | 田中陽希 |
| 今回の旅 | 新潟県糸魚川市から長野県小谷村へ |
| 番組内容 | 日本海から太平洋へ続く420kmの塩の道を歩く旅の始まり |
放送時間は30分です。番組表では「糸魚川から420km旅のはじまり」と紹介され、シリーズのスタートを描く回として案内されています。
「グレートトラバース 山岳古道・塩の道」とはどんな番組?
「グレートトラバース」は、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが、自然の中を自らの足で進みながら、山や土地の魅力に触れていくシリーズです。
今回の山岳古道編で挑むのは、かつて人々が塩を運ぶために歩いた「塩の道」です。NHKオンデマンドの番組紹介では、日本海から太平洋まで続く420kmの道に挑む4年ぶりの挑戦として紹介されています。
山岳古道は、山の中を通る昔ながらの道です。舗装された観光道路とは違い、道が細くなった場所や、崩落した斜面、自然の影響を受けた区間もあります。
番組では、歩くことそのものだけでなく、道が残されてきた背景や、沿道で暮らす人々との出会いも描かれます。山の景色を楽しむだけではなく、道を通じて土地の歴史をたどる紀行番組です。
今回の旅は新潟県糸魚川市から長野県小谷村へ
第1回の出発点は、新潟県糸魚川市の海岸です。番組表の紹介によると、田中さんはかつて塩問屋が軒を連ねた狭い路地を抜け、南へ向かいます。
海沿いの町から歩き始めると、道は次第に山間へ入っていきます。古道は、谷底をまっすぐ進むのではなく、雪崩などの危険を避けるために山の上へ通された場所もあり、いくつもの峠を越える道になっています。
今回の目的地として示されているのは、長野県小谷村です。糸魚川から小谷へ向かう区間は、海と山の暮らしがつながっていた塩の道の歴史を感じられる場所でもあります。
小谷村の公式ホームページでは、糸魚川から信州の松本城下へ続く街道を「千国街道」と呼び、塩や海産物を運んだ生活の道として説明しています。険しい山道を通り、牛方や歩荷が荷物を運んだという記録も残っています。
420kmの「塩の道」はどこを結ぶ?
今回の旅の大きな特徴は、北と南の塩の道をつなぎ、日本海から太平洋へ向かう420kmの行程を歩くことです。
番組表では、日本海から塩を運んだ松本街道と、太平洋から信州へ塩を運んだ秋葉街道を南北につなぐ旅と説明されています。ひと口に「塩の道」といっても、一本の道だけを指すのではなく、海と内陸を結ぶ複数の交易路がありました。
新潟県糸魚川市から長野県松本市までの千国街道は、約120kmの道です。塩の道古道クラブや塩事業センターの資料では、日本海側から塩や海産物を運び、信州側からは麻やたばこなどを運んだ道として紹介されています。
一方、南側の秋葉街道は、静岡県の遠州灘沿岸から信州へ塩を運んだ道です。長野県公式観光サイトでは、遠州灘の相良から秋葉山を経て、遠山地方や大鹿村を通り、諏訪湖へ続く街道として説明されています。
北の道と南の道では、通った地域も地形も異なります。今回の420kmの旅は、それぞれの土地で受け継がれてきた道の記憶を、田中さんの歩みを通してたどる企画です。
塩の道では何が運ばれていた?
塩の道は、名前のとおり塩を運ぶために使われた道ですが、塩だけを運んでいたわけではありません。
小谷村の公式資料によると、日本海側からは塩や海産物が内陸へ運ばれ、信州側からは麻やたばこなどが運ばれていました。海のない山国にとって、塩は日々の暮らしに欠かせない大切な物資でした。
冷蔵設備がない時代、塩は魚などの保存にも使われていました。海産物を山間の集落へ運ぶことは、食生活を支えるうえでも大きな意味があったと考えられます。
荷物を運んだのは、牛方や歩荷と呼ばれる人たちです。牛方は牛を使って荷を運び、歩荷は荷物を背負って山道を歩きました。
小谷村の説明では、雪のない季節は牛方が牛を使い、雪が降る時期には歩荷が活躍したとされています。歩荷は塩一俵を背負い、雪の山を越えたと記録されています。
山道を歩いて荷物を運ぶ仕事は、体力だけでなく、天候や道の状態を読む力も必要だったはずです。番組で田中さんが歩く峠道を見れば、当時の人々がどれほどの苦労を重ねて物資を運んだのか、実感しやすくなりそうです。
第1回の見どころは糸魚川の町並みと峠越え
初回の見どころのひとつは、糸魚川の海岸から歩き始める場面です。かつて塩問屋が並んでいた路地を通り、海辺の町から山へ向かう流れが描かれます。
海から離れるにつれて、景色や道の表情が変わっていくところも注目したい部分です。町の中の道から、山の斜面をたどる古道へと移り変わる様子は、塩の道が単なる山歩きのコースではなく、生活を支えた交通路だったことを伝えてくれます。
もうひとつの見どころは、峠をいくつも越えていく行程です。番組表の説明では、古道は雪崩などの危険がある谷を避け、安全を考えて山の上に通された場所があると紹介されています。
そのため、道は平坦ではなく、峠を越えながら進むことになります。地図で見る距離だけでは分からない高低差や、足元の状態も画面から伝わってきそうです。
さらに、2日目に4つ目の峠を越えたところで、田中さんに思いがけないアクシデントが起きると番組表に記載されています。何が起きるのか、旅の序盤から緊張感のある展開になりそうです。
塩の道に残る歴史的な見どころ
小谷村や白馬村の周辺には、塩の道に関わる歴史の跡が残っています。塩や海産物を運んだ人々が通った道には、道しるべや石仏、牛をつないだ岩、荷物を運ぶ人たちが休んだ場所などがあります。
塩事業センターの資料では、小谷村周辺の見どころとして、大網峠、百体観音、牛つなぎ岩、親坂石仏群、千国番所、牛方宿などが紹介されています。
大網峠には、かつて歩荷の宿や茶屋があり、牛や荷を運ぶ人たちの休憩場所になっていました。牛つなぎ岩には、牛の手綱を結ぶための穴が残っています。
千国番所は、松本藩が通行する荷物や人を改め、運上塩の徴収などを行った場所です。現在は資料館として利用されており、街道を通じた物流の歴史を知る手がかりになります。
また、千国街道の一部は、文化庁の「歴史の道百選」に追加選定されています。古道は、ただ昔の道が残っているだけではなく、地域の暮らしや交易の歴史を伝える文化遺産でもあります。
前回(2026年1月3日放送)の内容
今回の30分シリーズに先立ち、NHKでは「グレートトラバース 山岳古道編 塩の道 日本海から太平洋へ420km」の89分版が2026年1月3日に放送されました。
NHKオンデマンドの番組ページでは、田中陽希さんが4年ぶりに挑む420kmの山岳古道として紹介されています。山中の道なき道や崩落する崖、山に暮らす人々との出会いなど、今回のシリーズ全体につながる旅のテーマが示されています。
信州古道を歩く会の案内では、この89分版を30分番組全6回に編集した放送予定が紹介されています。11月5日の第1回は、その最初の区間にあたる糸魚川から小谷への旅の始まりです。
今回の放送を見てから89分版を振り返ると、全体の旅の流れや、塩の道を歩く意味をより広く捉えられます。NHKオンデマンドのページでは、作品の概要や出演者などを確認できます。
デート向きポイント
この番組は、特定の飲食店や観光施設を訪ねるデート番組ではありません。山岳古道を歩く旅と、塩の道の歴史を紹介する紀行番組です。
誰かと一緒に視聴するなら、海から山へ続く道の風景や、昔の人が塩を運んだ暮らしについて話すきっかけになります。30分番組なので、夕食後に気軽に楽しめるのもポイントです。
実際に塩の道を歩く場合は、観光散策と本格的な峠越えを同じ感覚で考えないようにしましょう。塩の道古道クラブは、登山靴や雨具、飲料水、地図などの準備を案内し、登山計画書の提出も推奨しています。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「グレートトラバース 山岳古道編 塩の道 日本海から太平洋へ420km」
- 番組表Gガイド「グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1)」
- 小谷村公式ホームページ「千国街道 塩の道」
- 塩の道古道クラブ「塩の道」
- 公益財団法人塩事業センター「塩の道 千国街道(長野県)」
- 長野県公式観光サイト「秋葉街道・山塩の道」
- 信州古道を歩く会「古道を歩く」
よくある質問
11月5日の放送時間は何時からですか?
2026年11月5日(木)19:30〜20:00、NHK BSで放送されます。
今回の旅人は誰ですか?
プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんです。番組表では第1回の出演者として田中陽希さんが紹介されています。
今回はどこからどこまで歩きますか?
新潟県糸魚川市の海岸からスタートし、長野県小谷村へ向かう旅の始まりが描かれます。
塩の道は何のために使われていたのですか?
日本海や太平洋側から塩や海産物を信州へ運び、内陸からは麻やたばこなどを運ぶ生活物資の交易路として使われていました。
まとめ
11月5日放送の「グレートトラバース 山岳古道・塩の道(1)」は、田中陽希さんが日本海から太平洋へ続く420kmの古道を歩く旅の第1回です。
新潟県糸魚川市の海岸を出発し、長野県小谷村へ向かう道のりでは、塩を運んだ人々の歴史や、峠を越える古道の厳しさが見どころになります。かつての暮らしを支えた道がどのような風景の中に残っているのか、田中さんの歩みとともに見届けたいですね。


