エルダーとは?理解のポイントは3つだけ【50代・60代は必見】

「お母さんはエルダー世代かな」ある日、家族に言われて”はてなマーク”。「エルダー?」初めて聞く言葉に戸惑った経験はありませんか。どういう意味かと周囲の人に聞いても的を得ない説明ばかりでモヤモヤしている方も多いかもしれません。

エルダーは最近使われだした言葉であり、世間にあまり浸透していません。しかし50代、60代の人は意味を理解しておいたほうが良いでしょう。なぜならエルダーとはその年代の男女を指す言葉だからです。
エルダーという言葉は3つのポイントさえ抑えれば理解できます。

ポイント1_言語としてのエルダー

エルダーは英語です。スペルは「elder」と書きます。直訳すると「年上の」「年長者」「先輩」などです。グーグル翻訳では「長老」と訳されます。
「長老」と聞くとかなり年配の年齢層を指すのかと思いますが、そうとも限りません。

例えば同性や同名の人がいる場合、年上の方を「elder」とします。兄弟の場合、兄を「elder brother」、弟を「younger brother」と表すのであり、具体的な年齢は関係ありません。90歳の弟と100歳の兄の場合、ふたりともelderにはならないのです。
elderと似た使い方をする単語にolderがあることを知ると理解しやすいかもしれません。

ポイント2_エルダーに含まれる意味

日本で使われる「エルダー」は、特定の年代(年齢層)を指す意味もあります。はっきりした線引はありませんが、50代~60代程度の年代および該当する男女のことです。エルダー層などと呼びます。
一般にヤング層は34歳以下、ミドル層は35歳から54歳、シニア層は55歳以上を指すので、エルダー層にはミドルとシニアが含まれる形です。

なぜわざわざ新しい言葉「エルダー」を持ち出したのかといえば、近年の50代、60代のライフスタイルの変化が根底にあります。一昔前、この年代の人々は定年を目前に控え、老後の年金生活に目を向けていました。積極的に社会と関わることもなく、静かな余生を受益するのが普通だったのです。

ところが現代の同じ年代の人々は、定年後も仕事を続けたり、夫婦で旅行にでかけたり、趣味にいそしんだり、ボランディアにはげんだりと、様々な形で社会と関わろうとします。このような新しいライフスタイルで暮らす大人たちを表す新しい言葉として「エルダー」が誕生しましました。

呼び方ひとつでなにが、と思う方もいるかも知れません。しかしかつては「老人」だった呼び方が「高齢者」となり、やがて「シルバー」から「シニア」と変わってきた系譜の先に「エルダー」があると考えられます。このことからも時代情勢に合わせた呼び名の変化は自然なことだと言えるのです。

ちなみに「エルダー」の他には「50+」「60+」「新しい大人」など50代・60代を示す言葉は複数あります。現在は混在していますが、やがて淘汰されるでしょう。

ポイント3_徐々に浸透するエルダー

エルダーなんて言葉は聞いたことがない、という人はもう一度周囲に目を向けてみると新たな発見があるかもしれません。

例えば求人媒体です。求人業界では募集要項にはっきりと年代を書くことが出来ません。「50歳の人」という条件は明記できないルールなのです。しかし業務上、ベテランスタッフが必要なこともあり「エルダー歓迎」と表現します。また、求人業界でのエルダーは40歳以上から含めるケースもあるのです。

マーケティング業界では、比較的裕福な暮らしをする50代・60代をエルダーと呼ぶことがあります。豪華客船の旅や高級家電などをPRするチラシのキャッチコピーには、エルダーという言葉が踊っているのです。

一方、企業内部ではメンター制度やOJT制度と似た意味で、エルダー制度を採用しています。会社の先輩が新入社員の教育を任される制度のことですが、特に50代・60代ではありません。ここでは元来の意味である「先輩」の意味で使われているようです。

「自分ごと」のアンテナを広げる

エルダー世代向けのサービスや割引は今後も増えることが予想できます。例えば「シニア割引」がある日突然「エルダー割引」となったとして、「エルダー、なにそれ」では損をしてしまうかもしれません。他人事と思わずに「自分ごと」と考え、アンテナを広げることは生活を豊かにするコツです。ぜひエルダーについて理解を深め、夫婦や友達との会話で話題に上げてみてはいかがでしょうか。

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